ほむらリベンジ 第1巻~第2巻 あらすじ・考察・ネタバレ


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まどマギシリーズのアンソロジー作品である「魔法少女まどか☆マギカ ほむらリベンジ」のあらすじや考察、感想をまとめています。ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください

概要

枡狐/蛙空による漫画作品。全2巻、9話完結。ほむらがまどかと共に時間遡行と魔法を使用し、2人とも以前の時間軸の記憶を引き継いだまま、再びワルプルギスの夜に立ち向かっていく作品。内容的にはスピンオフに近いが、二次創作であるアンソロジー作品に位置づけられる。

同作者による公式外伝作品として、15世紀に実在したフランスの軍人でありカトリック教の聖人であるジャンヌダルクを主人公とした魔法少女タルト☆マギカも刊行されている。


簡易版あらすじ

ワルプルギスの夜と対峙する暁美ほむらの傍には、まだ魔法少女になっていない鹿目まどかがいた。この時間軸でもワルプルギスには勝てないと悟ったほむらは、もしまどかと一緒に時間遡行を行えば、まどかもこの時間軸の記憶を引き継げるかもしれないと、まどかと共に時間遡行を行った。(対象の体に触れていれば時間を共有できる)

新しい時間軸にたどり着いたほむらは、見滝原中学に転入すると、記憶を引き継いだまどかと無事合流し、まどかから、今度は5人全員でワルプルギスの夜に立ち向かおうと提案を受けることに。しかし、ほむらが時間遡行の能力を使用した瞬間、そこにいたキュゥべえもほむらにしがみついており、過去の時間軸の記憶を引き継いでいた。そして、まどかを魔法少女にさせようと暗躍するのであった。

>> ネタバレを含む全2巻のあらすじまとめはページ下部へ


作品の評価

総評
のちに同作者から発行された魔法少女たると☆マギカと比べれば、全体的なシナリオの構築、キャラクター、バランスなどはあまり優れているとは言いづらい。魔法少女まどか☆マギカのストーリーとして本作のような展開があってもそれはそれで問題はないが、本作と似たような非公式の二次創作は既にいくつもあった上、ほむらが終始さやかや杏子、マミから敵視されていたことで、彼女たちの印象がすごぶる悪く映ってしまうことに違和感や嫌悪感を覚える読者が多かった模様。

さやか・杏子がほむらを敵視することへの違和感
ほむらが現れた直後、お菓子の魔女がまだ生きていたためにマミが食い殺されている。ほむらに気を取られたマミに明らかに落ち度があるが、さやかはこのことをきっかけに、ほむらがマミの仇であると強く認識するようになっている。これをキュゥべえから聞かされた杏子も同様にほむらを敵視しているが、いくらキュゥべえに唆(そそのか)されたとしても、普通に考えればそれで仇討のために、さやかが魔法少女として契約していることには違和感が大きい。(願い自体は恭介の怪我の回復であった模様)

結局リベンジになっていない
本作におけるまどかの願いは、ワルプルギスの夜との戦いで瀕死のダメージを受けたほむらを助けるというものである。まどかを魔法少女にさせたくないというほむらの願いはここでも結局叶っておらず、リベンジになっていないことには批評も多い。

キュゥべえの扱いは良
黒幕としてのキュゥべえの存在感、徹底的にほむらを追い詰めていく様は全体的に良く描かれており、キュゥべえの陰湿さや悪意は違和感なく読むことができる。 


全2巻あらすじまとめ (ネタバレ含む)

第1巻
ワルプルギスの夜と対峙していたほむらは、この時間軸でもやはりまどかを救うことができないのかと諦め、再び時間遡行の能力を使用しようかと考えたが、キュゥべえから、ループを繰り返したことによってまどかの因果が巨大になってしまったことを聞かされてたこともあり、能力の使用に戸惑っていた。

しかし、まどかが魔法少女となって一緒に戦うことを決断しようとしたその時、ほむらは、まどかと一緒に時間遡行を行えばいいのではないかと思いつくと、彼女を引き寄せ、能力を発動するのであった。

時間を停止させている間、自分に触れているものは時間を共有できることから、まどかと共に同じ時間軸を共有することもできるだろうという咄嗟の考えではあったものの、目が覚めたほむらは、見滝原中学に転入すると、無事にまどかと再会することに成功する。そして、まどかは、杏子やさやか、マミたちと5人で協力すれば、今度こそワルプルギスの夜を倒すことができるのではないかとほむらに提案し、ほむらもこれを渋々了承する。

だが、直後まどかたちの前に現れたキュゥべえは、前の時間軸での出来事を覚えていた。キュゥべえは、ほむらが時間遡行の能力を使用した瞬間、ほむらの体にしがみついていたのであった。そしてキュゥべえはまどかを魔法少女にするために暗躍を始めていく。

その後、マミとこの時間で再会したまどかとさやかは、前の時間軸と同様に、マミのそばで魔法少女について学ぶこととなった。しばらくすると、マミをかつて噛み殺したお菓子の魔女が現れようとしていたが、ほむらはマミを魔女にさえ近づけなけば助かると考えていたが、キュゥべえがマミに魔女の出現を告げてしまうことで、ほむらの思惑は外れることとなってしまう。

一度はまどかの助けでマミは危機を回避するも、お菓子の魔女を倒した直後にほむらが現れると、倒したと思っていた魔女はまだ生きており、油断していたマミはまどかやさやか達の前で無残に噛み殺されてしまうのであった。その光景を目の当たりにしたさやかは、ほむらさえ来なければマミが殺されることはなかったのだと、マミの仇討ちを決意するようになる。ここでもキュゥべえが裏でさやかを誑かしており、後日、さやかは魔法少女としての契約をしてしまうのであった。

さやかとまどかのすれ違いは日々大きくなっていたある日、佐倉杏子が見滝原を訪れが、またもやキュゥべえは杏子に接触し、ほむらがマミの仇であることを伝えていた。 後日、ほむらはさやかが魔女と戦っている様子を陰から覗いていると、背後から杏子が現れる。そして、意外なことに、さやかと杏子がすでに繋がっている様子を見せるのだった。


第2巻
ほむらと杏子は、キュゥべえを介して、既に面識があった。そして、ほむらがお互いの共通の仇なのだということをキュゥべえから聞かされていた。

ほむらは杏子に忠告すると、まどかを連れてその場を立ち去っていく。その後、残された2人のもとに再びキュゥべえが現れて共闘することを薦められると、その日から学校にもいかず
さやかは杏子に修行をつけてもらうようになった。

しばらくして、ほむらが2人に前に現れると戦闘になるが、さやかと杏子のコンビネーションの前にほむらは次第に追い詰められていく。 だが、さやかがほむらにトドメを刺そうとした瞬間、さやかのソウルジェムは限界を迎え、魔女化してしまうのであった。

その魔女を倒すと、キュゥべえが現れ、時間遡行でこの時間軸にほむらとまどかがやって来たのだと京子に告げる。なぜ最初から伝えなかったのかと激昂する杏子だったが、ほむらたちの言い分を聞くと、腑に落ちない様子を見せながら、見滝原を去っていってしまうのであった。

結局ほむらは、さやかやマミを救えず、そしてワルプルギスの夜がやって来る。 やはり自分も魔法少女になって戦おうとするまどかを、必死にほむらは止めるが、キュゥべえから杏子が一人で立ち向かっていったことを聞かされると、まどかたちは杏子のもとへ向かう。

杏子は気乗りしないながらも、マミやさやかのためにと、ほむらとの共闘を了承し、ワルプルギスの夜に立ち向かっていく。 しかし、必死に戦うも、ほむらは致命傷を受けてしまうのであった。 そこに居合わせたまどかは、「ほむらちゃんを助けて」と願い魔法少女になってしまったのである。


ほむらは、結局まどかを魔法少女にしてしまったことを後悔するも、まどかはこれまで自分のために頑張ってくれてたほむらのことを理解しており、そのほむらのために魔法少女となったことは後悔していないのだと告げる。そして二人は互いの魔力を合わせ、ワルプルギスを倒すことに成功したのであった。


その後もほむらは再び時間遡行を繰り返すことになる。何度も繰り返した時間の中で、自分を理解してくれたまどかがいた。その希望があれば、自分は何度だって繰り返せる― と胸に抱いて


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